この照明に注目! 2
歌舞伎で使われている黒と茶色と緑色の縦縞の幕を、一般に「歌舞伎幕」または「定式幕」と呼んでいますが・・・
以前はこれを東西幕と呼んでいました。
その理由は西から東に開いて、東から西に閉まるからです。
つまり、小屋掛けするときに客席を南に舞台を北側に設営したからです。
なお、東西幕の名称については、最近使われ方が変わります。
客席から袖幕(客席から見て舞台両側の黒幕)を通して舞台裏が見切れない(見通さない)ように客席からの視線を防ぐために張る幕のことをいう場合が多くなりました。
歌舞伎の初期は、舞台は能舞台を踏襲して切妻破風の板ぶき屋根をかけ、客席には屋根はなかったのでしょう。
そして、照明にはかくれん棒のようなものが使われていました。