民主化の時代!マンデラ大統領誕生
一九九〇年代前半は、世界的な民主化の時代でもありました。
アフリカや南米の軍事政権や独裁者は民衆の蜂起や選挙によって多くが姿を消しました。
南アフリカ共和国では第二次世界大戦後、少数白人の優位を保つために人種隔離政策(アパルトヘイト)を導入し、非白人の公民権を制限するなど白人と非白人の差別・分離を行なってきました。
だが、国連の経済制裁やアフリカ民族会議(ANC)の激しい抗議活動を受けて孤立化しました。
八〇年代に入って政府はアパルトヘイトを見直し、九一年には差別諸法を全廃し、九四年には平等選挙権も認めたため、同年の大統領選挙では数において上回る黒人の票を得て、初めて黒人のマンデラ(ANC議長)が当選し(任一九九四~九九)、議会でもANCが過半数を占めることで、同国における白人少数支配は終わりを告げました。